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これからの日本は大丈夫?世界のお金を考えよう!

 2017/01/10 外貨 投資 橋場の記事 特集
この記事は約 6 分で読めます。 524 Views
皆さん、こんにちは。

2016年は世界情勢が大きく動いた年になりましたね。

イギリスのEU離脱、アメリカ大統領選挙でトランプ大統領の勝利、1年の間でも株価や為替が大きく動きました。2017年もまた大きな動きが有りそうな予感がします。

今回はこれから将来に向けて、資産形成していく際に、ぜひ考えていただきたい外貨のお話をします。

お金の価値は変動している

日本で生活をしていると、普段はドルで買い物をしたりする機会は有りませんので、なかなか外国の通貨の事を意識することは無いですよね。もちろん海外旅行に行った時などは、空港や現地の両替所などで日本円から現地の通貨に両替することはありますが、一時的に使うだけで、それを将来のために貯めておこうという考えになる方は少ないと思います。

人間はどうしても目に見える数字などに惑わされてしまいがちです。例えば100円玉や10,000円札などは、ずうっと持ち続けても100円玉のままですし、10,000円札のままですので、特に変化が無いように思う方が多いと思います。でも実際には世の中のお金は日々価値が変動しているんです。ニュースなどの最後の『今日の為替は1ドル○○円です。』のように、その日の為替レートを言っているのを聞いたことがあると思います。例えば「$1=¥100」という時は、1ドルに替えてもらうのに100円出せば良いという事になります。それが「$1=¥120」となった時は、同じ1ドルに替えてもらうのでも120円出さないと替えてもらえませんので、ドルに対しては円の価値が下がってしまっているという事になります。これだけだと、ピンとこないかもしれませんが、実際の生活に当てはめてみると、もう少し分かりやすくなるかと思います。

 円安、円高について

アメリカから輸入した食べ物があったとします。アメリカでは一つ1ドルで売っている物です。これを日本に輸入したときに、いくらで購入できるか考えてみます。日本の通貨は円ですので、購入するときにはそれをドルに替えて購入します。その日の為替が「$1=¥100」の時は100円出せば買えることになります。別の日に輸入したら、その日は為替レートが「$1=¥120」でした。そうなると、まったく同じものですが、購入する際には120円払わないと買えないですよね。物が同じなのに、買うタイミングによって値段が変わってくるんです。

つまり、日本円の価値がドルに対して下がったという事になります。これが「円安」です。これとは逆の動きをした場合が「円高」です。

このように日本円は世界の通貨に対して、どちらか片方が上がると、もう一方は下がるという動きを繰り返しています。

 為替の歴史

ここまでアメリカドルを例に説明してきましたが、日本円とアメリカドルの歴史についても簡単に触れますと、意外と歴史は浅くて、日本円とアメリカドルの交換レートは1971年に$1=¥360の固定相場でスタートしました。その後変動相場に変わって、日本の経済成長と共に徐々に円高が進み、ここ20年くらいの間は$1=¥80~150くらいの間で動いています。

現在の日本を考えてみます。

数年前より戦後からこれまでずっと右肩上がりに増加してきた人口は減少に転じ、これから先もより一層加速していくことが予想されています。それとともに日本の労働人口も減少していくことになりますので、経済規模も縮小していくことになります。

上記の日本の為替の歴史の中で円高に進んできた時代は、人口もどんどん増加して、日本の経済も高度成長の時代で毎年順調に成長している時代でした。それを考えると、今後の日本はそれとは逆の流れになっていくことが予想されます。

もちろん、他にも為替の変動する要因はいろいろありますので、単純に円安が進んでいくとも限りませんが、どちらかというとそういう方向に進んでいく可能性が高いのではないかと思います。

 日本の食糧事情は?

日本は輸入大国なので、特に食糧に関しては多くの部分を海外からの輸入に頼っています。

この原稿を書いている2017年時点では、食料自給率が約40パーセントですので、残りの約60パーセントは海外からの輸入です。食べ物の半分以上を海外からの輸入で賄っていることになります。

もし、このように将来的に円安の流れになってくると、食料の多くを海外からの輸入に頼っている日本では、将来的には食べ物の値段が日本円で買おうと思った場合、今よりもずいぶんと高くなる可能性があります。

 外国のお金を持って資産を守ろう!

そんな将来のために、すぐに使わないお金を外貨で運用していくことは、皆さんの資産を守るための一つの方法になります。

実際には、将来的に必ず円安になるとも限りませんし、何らかの事情で円高に進むこともあるかもしれません。

これはこれまでの経済の歴史を見ても、専門家でも未来を予想するのは難しいことは分かります。

もし全財産を日本円で持っていた場合、将来的に大きく円安が進んでしまったとすると、海外からの食品などを購入するためにはより多くの円を支払わなければならないため、実質的な価値は大きく下がることになります。そしてその時に何か対策を考えようとしても手遅れです。

こんな時にもし、資産の半分をドルで持っていたとするとどうでしょうか?

円の価値が下がっているということは、反対にドルの価値は高くなっているという事になります。結果的にそれぞれを平均すると、持っている資産を減らすことが無く、守ることが出来たという事になります。

外貨預金など、海外の通貨を持つという事になると、円高の時期にドルなどの外貨に両替して、円安になったら円に戻すと、円で受け取る額が大きくなるため、そこで「儲かった」というような部分に目が行きがちですが、外貨で運用することの最大のメリットはそこではありません。

投資というとどうしても増やすことに気を取られますが、このように資産を分けて持つという事は、結果的にどちらの方向に進んだとしても、持っている資産の価値を減らすことなく守ることが出来るという事が、最大のメリットです。

そして、このことが分かれば、分けて持つ事自体がメリットですので、どのタイミングで両替したらよいかといういう事は、それほど重要ではなくなりますので、余計なストレスもなくなります。

 高金利でもメリットが

海外の通貨を持つことのメリットは他にもあります。

今、日本は超低金利の時代を迎え、銀行などにお金を預けていてもほとんど増えない時代になりました。もちろん海外の通貨も昔と比べれば、金利もだいぶ下がってきたりはしていますが、それでも日本から比べるとずいぶん金利は高い場合が多いです。

もし同じ量のお金を単純に預けておくとしたら、当たり前のことですが、金利が高い方に預けておいた方が時間と共に増える量は大きくなります。ですので、今すぐに使わないお金を外貨において運用していくという事は、大きなメリットになると思います。

ぜひ、これからの人口減少社会の中で、上手にお金を分散して、将来の資産の価値を減らさないように備えていきたいものですね。

※本文中の外貨の両替の計算や、輸入した場合の例などの計算には、手数料、税金等は一切考慮しておりません。

2017年1月

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ライター紹介 ライター一覧

橋場 健

橋場 健

大学卒業後、アパレル会社勤務を経て26歳で渡豪。グレートバリアリーフにてスキューバダイビングインストラクターとして働く。帰国後独立してダイビングスクールおよびカフェを経営。30代半ばで肺の病気を患い、海の仕事が困難になり閉店。その時に加入していた保険で精神的にも経済的にも厳しかった状態から救われ人生設計の大切さを痛感しFP(ファイナンシャルプランナー)としての仕事を始める。
大手外資系保険会社を経てブライトリンクスへ。
FPとして活動する傍ら婚活サポートにも力を入れる。

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