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「ひとり暮らし社会」を安心して乗り切るために

ライフプラン 橋場の記事
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皆さん、こんにちは。
今回は、現在日本が直面している高齢化、少子化などの問題の中に紛れて、忘れられがちな「ひとり暮らし社会」について考えてみたいと思います。

人口が減るのに世帯が増える?!

現代の日本はすでにご承知の方も多いかと思いますが、数年前から人口が減少し始めていて、今後は急速に減っていくことが予想されています。
当然、世帯数も減っているのだろうと思いきや、実は今でも世帯数は増えていて、国立社会保障・人口問題研究所のデータによると予想では2023年頃にピークを迎えることとなっています。

人口が減少しているのに、世帯数が増えているのはどういう事でしょうか?
少し考えてみると簡単な事ですが、「ひとり暮らし」が増えているからです。

昔の家族構成と現代の家族構成

昔のイメージだと、一般的な家庭というのは、夫婦と子供が2~3人という一家族が4人ぐらいの家庭が一般的だったと思いますが、2010年の国勢調査から「ひとり暮らし」が家族構成全体のトップになっています。

なぜひとり暮らしが増えるんでしょうか?
それには、3つの理由があります。

ひとり暮らしが増える3つの理由

子供と同居しない高齢者の増加

1つ目は核家族化によって、子供と同居しない高齢者の親が増加したことがあります。
昔は一つ屋根の下に、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、子供たちのように3世代一緒に暮らしている家は珍しくありませんでした。中には4世代以上一緒という家庭も少なくなかったと思います。
ところが現代の日本では夫婦が高齢の親と同居しているという家庭は極端に少なくなってきています。特に首都圏だと、家の広さの問題などもあり、その傾向は顕著になっていると思われます。
子供が結婚した後で、高齢のご夫婦だけで暮らしている家庭が多いという事は、将来的にどちらか片方が他界すると、当然の事ながら残された方は、その後老後をひとりで生活していくという事になります。
男女の平均寿命の事を考えると分かりますが、当然のことながら、平均寿命の長い女性が、ご主人が亡くなったあと、ひとり残される可能性が高いので、女性のひとり暮らしの高齢者の割合が高くなります。

未婚者の増加

2つ目の要因は未婚者の増加です。
2015年の国勢調査の結果からみると、50歳までに一度も結婚したことがない人の割合を表す「生涯未婚率」は、男性は23.37%、女性は14.06%という結果になりました。これを見ると男性の4人に1人、女性の7人に1人くらいの方が一生結婚しないという事が分かります。これがどのくらいの事かというと35年前の1980年は、男性は2.6%、女性は4.5%だったことを見れば、この数値がどれだけ増加しているのかという事が分かります。この傾向は今後も続くと思われます。
結婚しないわけですから、仮に両親が元気な時は両親と暮らしていたとしても、いずれ両親はいなくなり、最終的には自分一人が残るという事になります。
いまや最初から家庭を持たないという人は、少しも珍しくなくなりました。

離婚率の増加

3つ目の要因は、離婚率の増加です。
結婚した人たちが、みんな最後まで続くとは限りません。
当然離婚した人は、結果的には独身に戻るわけですから、そのまま老後を迎えれば、未婚の人と基本的には同じ状況です。
もちろん中には、再婚する方もそれなりにいると思いますが、全員が再婚するわけではありません。
この離婚率も30年ほど前から比べると、2倍近くも高くなってきています。

ひとり暮らしが主流に

ここまで見てきますと、これからの日本は「ひとり暮らし」が主流になってくると思われます。
それを食い止めることは、なかなか簡単なことではないですし、現にひとりで暮している方からしたら、国の政策などは関係なく、そんなことよりも単純に自分自身の老後の事が心配だと思います。

おひとりの方も元気なときは、特に問題ないですが、老後を迎えるにあたっては様々な問題も起こってくると考えられます。

ひとりでは「在宅」医療、介護は難しい

日本は高齢者の増加によって、これからさらに増えてくるであろう医療、介護などの社会保障についても、施設などの不足から「在宅」へシフトしようとしていますが、在宅の医療や介護はあくまでも家族がいてこそ成り立つ話ですので、おひとりでは当然難しくなってきます。

もちろんひとりで暮らすのも、家族で暮らすのも、それぞれの価値観が有りますので、自由ですが、ひとりで暮らしていくためには、やはり家族がいる場合と比べると、周りのサポートも少なくなりますし、もし病気になったり、介護になったりした場合でも、すぐに助けてくれる親族も近くにいるとは限らないです。
そんな時に近くにお店などが無かったりすると、買い物すら苦労する可能性もあります。

明るい老後に向けて、積極的なコミュニケーションが大切

女性の場合は比較的、友達づきあいも多かったり、地元のコミュニティーに参加したりしている方も多いですが、男性の高齢者だと、長年ずっと会社員を続けてきた方などの中には、ほとんど近所づきないなどもなく、退職した後は引きこもってしまうという方も少なくありません。

現代のひとり暮らし社会で生きていくためには、もちろん経済的な事も、若くて元気なうちからしっかり考えて準備しておくことが大切ですが、それ以外にいざという時に助け合えるような人間関係を日頃から築いておくことも大切です。
お金の事などは、しっかり計画をたてて自助努力で何とかすることは可能ですが、人間関係は自分一人ではどうにもなりませんし、年齢を重ねてから始めようとするとなかなか難しいと思います。

普段からひとりでいることが好きという方もいらっしゃると思いますが、もし近所の方や、お友達などにイベントなどに誘われたりしたときは、ぜひ積極的に参加してみましょう!

2018年3月

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ライター紹介 ライター一覧

橋場 健

橋場 健

大学卒業後、アパレル会社勤務を経て26歳で渡豪。グレートバリアリーフにてスキューバダイビングインストラクターとして働く。帰国後独立してダイビングスクールおよびカフェを経営。30代半ばで肺の病気を患い、海の仕事が困難になり閉店。その時に加入していた保険で精神的にも経済的にも厳しかった状態から救われ人生設計の大切さを痛感しFP(ファイナンシャルプランナー)としての仕事を始める。
大手外資系保険会社を経てブライトリンクスへ。
FPとして活動する傍ら婚活サポートにも力を入れる。

ファイナンシャルプランナー
証券外務員

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