金利が上がると株価が下がる?!株価が上がっても増えないお小遣い。

皆さん、こんにちは。

今回は金利と株価の関係について書いていきたいと思います。

後半は番外編で株価が上がっても増えないサラリーマンのお小遣いについて書きます。

株価の上昇と金利の引き上げ

株式市場は、その時の景気に合わせて常に変動しています。

この記事を書いている今年は、日経平均株価がバブル崩壊後の最高値を更新したり、アメリカでは株価の上昇に伴って、政策金利を引き上げたりと、少しずつ流れが変わりつつあります。

株価の上昇や、下落は様々な要因によって引き起こされますが、今回はその中でも金利と株価の関係についてお話しします。

金利が上昇すると株価が下落する

結論からいうと、金利が上昇すると株価が下落します。

景気が良くなってくると、過度なインフレを防ぐために金利を引き上げる動きが起こります。

金利が上がると、企業が資金調達をする、つまり銀行などからお金を借りる時のコストが上がるため、企業の負担が重くなります。これが原因で業績に悪影響が出るのではないかと考えられて、株も売られやすくなります。

預金金利も上昇する

さらに長期金利が上昇していくにつれて、皆さんが預けている銀行などの預金金利も上昇します。

例えば銀行の定期預金に預けているだけで、毎年5%の金利が付くという事になったらいかがでしょうか?預金するだけでリスクが無く5%確実に増やしていけるという事になれば、あえてリスクのある株などに投資しなくても、預金しておく方が安心だし、それなりに利回りも期待できるという事になれば、投資家が株を売却して、預金にお金を移そうとする傾向が強まります。

最近の傾向は?

ここ最近のアメリカでは好景気を受けて、株価も上昇し、それに合わせて少しずつ政策金利を上げるという流れが強くなっています。

そんな中で日本はどうでしょうか?

日本国内を見ると、株価こそバブル後の高値にきているものの、いまだに金利は低いままとなっています。

今後の流れに注目していく必要がありそうですね。

アメリカの相場が下がるとなぜ日本も下がるのか?

アメリカで金利が上がると、アメリカの株価が下落します。よくニューヨークの株式相場が下落すると、それにつられて日本の株価も下落することがよくあります。

これはなぜでしょうか?

日本の企業は輸出が中心の企業が多いため、アメリカの市場が急落したりすると、世界的に経済が悪化するのではないかという不安から、国内の状況とあまり関係なく、それにつられて売られがちです。ですので株式投資を考える場合は国内の指標だけではなく、前日のニューヨークの相場の状況を確認することも重要です。

株価が上がっても上がらない、サラリーマンのお小遣い(泣)

今回の話題の中で、株価がバブル後の最高値になっているという事を書きましたが、株価が高値になっても、上がっていない物が有ります。

会社員のお小遣いです。

バブル終盤の1990年には男性会社員の1か月あたりのお小遣いの平均は7万円代後半くらいありました。それが2018年では平均のお小遣いは約半分の4万円に満たない水準にとどまっています。

確かに株価はバブル直後の水準くらいまで戻ってきましたが、サラリーマンの給料は国税庁の民間給与実態統計調査によると、給与所得者の年間の平均給与は1991年には¥4,466,000でしたが、2016年は¥4,216,000にとどまっています。

子育て世代は大変

子育て世代の年収が年々減り続けているなかで、社会保険料などの負担が増え、自由に使えるお金は少なくなっています。

ただ、インターネットの普及によって、昔よりもお金をかけなくても、豊かに暮らしていけるような世の中になってきています。

買い物もインターネット経由で購入すると、同じものでも昔と比べるとかなり安く購入できることも多いです。他にもネット上には無料で利用できるサービスなどもたくさんあります。

超低金利で、資産を増やすこともなかなか難しい時代になり、消費者はなるべく無駄遣いをしないで、出費を減らして、少しでも貯蓄したいという傾向が強まってきています。

楽しく資産形成しましょう!

時代と共に消費者の動向は変化していっています。

日本はいまだに低金利のままですが、上手に節約しながら、少しでも有利に将来のための資産形成を考えていけると良いですね。

 

2018年10月

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