18年後のパパに学ぶ子育て世代のお金について

お父さん歴18年の馬屋原康平です。我が家はすっかり子供も大きくなり(18歳、15歳)、学校や友達関係も忙しくなり、最近は子供たちもお父さんとはあまり遊んでくれません。

お父さんとしては寂しいのですが、反対に子供たちの教育資金は今まで以上に、お父さんの右肩にのしかかる年代になってきました。

同世代では結婚が割と遅かった(35歳)ので、長女が誕生したのは37歳の時です。そして41歳で次女が誕生しました。子供が小さいうちは子供の将来に対しては漠然としたイメージしか持っていませんでした。

ただ将来、何となく大学までのお金はかかるのかな~という感じぐらいは思っていました。少しは貯めていこうかという程度です。お金の専門家なのですが恥ずかしい限りですね。

そこで思いついたのが学資保険での貯金です。ただ今ほどではないのですが当時も日本は金利が低く、学資保険はあまり魅力的な運用先はありませんでした。

いろいろと考えた末、我が家では学資保険代わりに外貨の積み立てと投資信託の積み立てを始めることにしました。

資産運用はリスクが怖い

まず万円を長女の将来の為に積み立てを開始することにしました。

ただ為替や投資信託には学資保険にないリスクというものがあるのです。皆さんはこの「リスク」をどう思いますか。

一般的にリスクというと「危険」な匂いがしますよね。例えば雪山登山のリスク。遭難のリスクいっぱいで怖いですよね。そう考えると「リスク」が存在する物に投資をするのは多少、二の足を踏みませんか。

実は金融商品の場合、「リスク」という意味は「危険」という意味とは少し違うんです。

ではどういう意味なのか。金融商品の場合はリスク=ぶれ幅という意味なのです。一般的に、このぶれ幅は「時間」をかけて「分散投資」をすることで低減するといわれています。今からお話しする学資保険代わりの運用方法はこのリスクを減らすのにとても適している運用方法なのです。

将来へ向けてまずは月々2万円の積立

当時18年後の世界はさすがに予想が立ちませんでした。なので分散投資の考えから外貨積み立てと日本株の投資信託の2種類に毎月の積立を開始をすることにしました。

毎月2万円という金額についてですが、「積立金額をもう少し増やしていれば今頃、学費を払うのが、もっと楽になってたのに」というのが現在の心境です。

しかし当時は当時の生活がありそれ以上の金額を貯めていく事は考えられませんでした。

投資信託の積立ては日本株で運用をするタイプにしました。日経平均を目標にしたオーソドックスな投資信託です。

何故、日本株で運用するタイプを選んだのか。実は明確な理由はなく、結果的にアメリカ株投資信託にしておけば、もっと利益は出ていました。

外貨の積み立ては、保険会社の外貨建て年金保険という保険を購入しました。保険という名前はついていますが死亡保障はありません。

当時、豪ドルの金利が高かったため豪ドルで運用する年金保険を開始しました。こちらも米ドルでの運用の方が結果的には良かったのですが、今さら言ってもしょうがありませんね。

 

ドルコスト平均法は「ほったらかし」の投資方法

学資保険の代わりに始めた2万円の運用はどちらもドルコスト平均法という「ほったらかし」投資方法での運用です。18年間「ほったらかし」を続けるだけの簡単な運用方法です。

ドルコスト平均法のルールは簡単。

①毎月同じ金額を積み立てる

②値動きのあるものに投資をする

たったこの2っのルールだけです。

①は毎月同じ金額というルールですので少額の積み立てから始められます。

②の値動きのあるものとは投資信託、為替(ドルや豪ドル)、金などがポピュラーな投資先です。

銀行引き落としで毎月、勝手に積み立てが始まるので、普段は運用していることも忘れていました。と言うよりも運用開始をして数年間は日本株の相場が悪く(株が下がっていた)、運用成果も悪かったので、興味も薄れ運用結果もあまり見ていませんでした。

世の中、あれれ~の最悪の環境での投資

当時の世の中でどんなことがあったのか振り返ってみましょう。

中々、すごい時代で同時多発テロやリーマンショック、日本ではライブドアショックなどがありました。その度に株価は下げていきました。

例えばリーマンショックの直前に日本株投資信託に一括で投資をした場合、その後、投資金額が半分近くまで下がりました。しかし私はドルコスト平均法で運用していたので、そのような大きなマイナスもなく精神的にも楽でしたね。

ドルコスト平均法のメリット

ドルコスト平均法で運用する場合、株価が下げた時は実はビックチャンスなのです。

毎月、同じ金額を投資するので株価が安い時は沢山、購入することができます。

結果的に2000年からの10数年間、日本株は大荒れだったのですが、お陰でドルコスト平均法のメリットをとても生かせることが出来ました。

もう一つの運用は外貨の積み立てでした。これは保険会社の外貨建て年金保険を購入しました。外貨の良い所は金利が確実につくというところです。

日本はゼロ金利なので米、豪のように世界には日本より金利が高い国がほとんどです。こちらもドルコスト平均法で運用しています。始めた当初は1豪ドル60円台の円高です。その後100円⇒60円と乱高下を繰り返しましたので、こちらもドルコスト平均法が本領を発揮してくれました。

 

18年後の運用結果

結果的にドルコスト平均法での2本の投資は上手く行きました。

どちらも学資保険よりも投資効果が良かったという事です。日本株投資信託は約2倍(200万円⇒380万)の投資効果になりました。外貨年金は20年間で運用していますのでまだ、運用途中ですが現状1.2倍になっています。どちらも結果論ですので今後も同じような結果になるわけでは勿論ありませんが魅力的な投資方法だとは思います。

これから子供の将来に積み立てを考えるパパ、ママへ

ここからは私の実感です。子供が大学生になると急にお金がかかってきます。(私は今ここです。)

私立の4年生文系で400万円、理系で500万程の学費が必要になります。我が家は子供2人ですので約800万円の学費が大学だけで必要になる計算です。結構痛いですよね。これは子供が生まれた時には想像できなかった痛みなんです。

先日も同世代の親御さんからのご相談がございました。学費の支払いで貯金が底をつき、火の車。長女の学費が払えないというご相談です。

現状は長男(22歳)、次男(20歳)、二人とも私立理系。そして今年、めでたく長女(18歳)が私立文系に入学が決まったという状況です。

旦那様は一部上場有名企業にお勤めで年収も1,200万円あるのですが、子供3人がいっぺんに大学に入り、学費の準備をしていないと、このような事態になってしまいます。結果的に、ご主人様の生命保険を解約して、解約返戻金を長女の入学金、授業料の支払いにあて無事に解決しました。

ライフプラン表で目標を立てる

子供が誕生すると、子供の習い事や家族旅行など楽しいイベントも多く、将来へ向けての貯蓄が手薄になる場合が多いです。

また最近は晩婚化により40代、50代での子育てが多く、子育て卒業と共に定年退職をしてしまい老後資金が不足される方も多々いらっしゃいます。

お子様が誕生した場合、ライフプラン表作成などで将来の設計図をきちんとイメージすることが大切だと思います。私もこれで将来のイメージが持て貯金ができるようになりました。

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