こんばんは、ブライトリンクスの原です。
最近、ご相談の増えてきている401k 企業型確定拠出年金についてお伝えします。
自分の会社の制度を確認しよう!
まず行うことは自分の会社の退職金制度がわかってますか?わからない方がほどんどだと思いますのでこの機会に確認してみてください。
退職一時金制度があるのか?
企業年金制度(確定給付年金・確定拠出年金401k)があるのか?
両方あるのか?片方だけなのか?それとも退職金制度がないのか?
最近は退職金制度がないところもありますし、また制度のない企業は増えています。
退職一時金制度とは?
退職一時金制度は会社ごとに計算方法が異なりますので、就業規則や退職金規定などで確認してください。
退職一時金制度は退職時に一括して退職金が支払われる制度です。退職金規定をもとに支払われます。必ず支払ってもらえます。景気が悪いから減らすねと言われても困りますよね。
もちろん決められた金額を受け取りたいですよね。
よくあるケースは退職時の基本給に勤続年数をかけてさらに退職理由や貢献度などに応じた係数をかける計算方法です。
例えば退職時の基本給が40万円×38年×1.3倍=1976万となります。
企業年金制度とは?
企業年金制度とは退職後、一定の金額を年金として支給する制度です。
確定給付年金と確定拠出年金(401k)とあります。
それぞれを見ていきましょう!
確定給付年金とは?
確定給付年金は退職後に受け取る『給付額』を先に決定して会社が運用していきます。そしてもともと決められていた給付額を受け取ります。運用がうまくいかなかった場合には企業は補填しなくてはなりません。今は低金利の時代、運用するのは難しいですよね。
運用がうまくいかなかったら補填しなくてはならないことを考えるとリスクが高いですよね。
そこで確定拠出年金の登場です。
企業型確定拠出型年金とは?
将来に支払う決められた給付額まで運用するのが難しいのもあり、『拠出額(掛け金)』を先に決定して会社が掛け金を支払い、加入者(社員)が運用する。そのため運用実績次第で受け取れる額が大きく変わります。
運用には運用管理機関(金融機関)が提示した金融商品の中から、加入者自身が選択して決めます。運用リスクは加入者が負います。そのため運用がうまくいけば給付額が増える反面、うまくいかなかった場合は給付額が少なくなります。
そうだとしたら運用するべきですよね。貯めていく合計額で満足ならばそれでもいいですけど。
そう考える方は少ないと思います。そこでそのままの場合と運用した場合を見ていきましょう!
何も考えずにそのままにしていたら全く増えません。積み立てているだけとなります。例えば毎月2万円の拠出で22歳から38年間続けたとしたら2万×12か月×38年=912万となります。
一方、3%で複利運用したとしたらどうなるでしょうか?
912万⇒1686万8225円になります。(+774万8225円 約+85%)
どうしたらいいの?
元本保証にしておくのはやめましょう!
特に若い方は運用するべきです。なぜかというと運用しないと増えないからです。
基本は時間をかけて運用していくことです。最初に目標額を決めておくことが何より大切です。
例えば退職一時金もあるので企業型確定拠出年金では1000万を目標にしていたとします。
25歳から企業型確定拠出年金を始めていて、元本保証ではなく、4つの投資信託に分散して運用していました。55歳の時に現在の金額を確認したら1300万に増えていたとします。
そうしたら目標の1000万だけをスイッチングしてこの時に元本保証のものに預け替えしたら、1000万は減ることがなくなります。残りの300万だけ運用するか?もう目標超えたので1300万すべてを元本保証のものにしてしまうということもできます。
元本保証の商品を選ぶのは最初ではなく、受け取りが近くなったころに増えた金額を確定するためにうまく利用するのがよいと思います。
選べる金融商品は運用管理機関により異なります。また商品の数も異なります。商品の多くは投資信託になっています。
日本株式・海外株式・日本債券・海外債券・バランス(この4種類を1パックにしたもの)・リートや元本保証の商品などがあります。
投資信託の中には積極的に運用するアクティブファンドと日経平均に連動する消極的に運用するパッシブファンド(インデックスファンド)があります。
いくつかに分けて分散投資していくことが必要ですね。
毎月コツコツと購入していきます。高い時には少し、安い時には多くを購入できます。価格は上がったり下がったりしますのでこれを繰り返していくことにより購入金額は平均化していきます。
どの商品がよいか?はよくわからないという質問があり、わからないから元本保証にしてしまったという方が多いです。でもそれはもったいないのでやめて運用に変更してみましょう!
まずは1歩踏み出して、やりながら修正していくことが大切です。
もしよくわからないけど、やってみたいということでしたらお気軽にご相談ください。
商品の選び方からお伝えします。まずはやってみましょう!
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