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キャッシュレスのメリット、デメリットについて考える

 2019/03/06 ライフプラン 投資 橋場の記事 特集
この記事は約 6 分で読めます。 6,430 Views

皆さん、こんにちは。
今回はここ最近ニュースなどでもよく取り上げられるキャッシュレス決済について考えてみたいと思います。

キャッシュレス決済とは?

キャッシュレスとは、言葉通りcash(現金)less(無し)、つまり現金を使わないで決済することを指しますが、一言でキャッシュレスと言っても、いろいろな方法があります。何となく最近出てきた言葉で、スマートフォンなどを使った電子マネーのような物を想像する方もいらっしゃると思いますが、例えば銀行の口座振替だって、現金を出すことなく、自分の口座からどこかにお金を払い込んでいるわけなので、これも一つのキャッシュレスです。

日本では2020年の東京オリンピックに向けて、キャッシュレス化を推進していますが、実際のところ、皆さんにとってどんなメリット、デメリットがあるのか考えてみたいと思います。

キャッシュレスのメリット

まずメリットの方から考えてみます。

・現金がいらなくなる。
当たり前ですが、現金を持たなくてもよくなりますので、財布の中身が少なくなります。

・海外でもそのまま使える。
海外旅行に出かけた場合などでも、世界で流通しているクレジットカードなどで買い物をすれば、両替などをする手間も省けます。

・ポイントが貯まる。
多くのクレジットカードなどはポイント制度などがある場合が多いので、現金で購入する場合には発生しないポイントを貯めたりすることによって、割引が使えたり、景品などと交換出来たりします。

・履歴を管理しやすい。
現金で購入した場合は、自分でレシートなどを管理する以外には買い物などの履歴は残りませんが、カードや電子マネーを利用した場合は履歴が残りますので、後から確認が容易になります。

・一定の信用が得られる。
クレジットカードなどは、申込時にカード会社の審査があるため、それを所持しているという事で、一定の社会的信用が得られます。

などが挙げられます。

キャッシュレスのデメリット

続いて、デメリットについて考えてみます。

・使える場所やお店などが限られている。
クレジットカードも電子マネーなども、大手のチェーン店などであれば、普通に使えるお店は多いですが、個人商店のようなお店などだと、現金しか取り扱えない場合が多々あります。また将来的にはどこでも共通で使えるようになるかもしれませんが、今のところはキャッシュレスで払えるお店でもすべての決済方法が使えるとは限らないため、お店によって利用できるものが限定されてきます。

・手数料がかかる。
クレジットカードなどを利用した場合は、通常お店側が決済手数料を負担していますので、利用する側が払わなければならないという事は無いですが、お店によっては別途徴収している場合もあったり、直接的に関係なくても、例えば家電量販店のポイントカードなどはカードで払うよりも、現金払いの方がポイントを多く付与されたりといったように、間接的に現金よりも不利になっている場合があります。

・割り勘などがしにくい。
宴会など大人数で飲食店に行った場合など、費用を割り勘にしようと思っても、個別会計が出来ないなどの事情で、うまく分けられない場合があります。仮に分けられた場合でも、例えば先輩がちょっと多めに払うといったような、細かい設定は現金と比べると難しい場合があります。

・無駄遣いしてしまう可能性がある。
もし現金ならば、財布の中に無かった場合、何か購入しようと思った場合も、少し考えたり、払える範囲内で購入するようにしたりすると思いますが、キャッシュレスの場合は、手元に現金が無くても、高い買い物なども出来てしまいます。そのため現金と比べると、気が大きくなりがちで、あまり考えずに余計な買い物などしてしまう傾向があります。

・紛失した場合に悪用されたり、情報を盗まれたりする可能性がある。
現金の場合は最悪落としたとしても、最大の損失額は落とした金額が上限になりますが、カードなどを落とした場合は、悪用されると落とした分以上に大きな損失が出たり、情報を盗まれたりする可能性が有ります。

以上のような事が、キャッシュレスのメリットやデメリットとして考えられます。

日本はキャッシュレス化が遅れている?

日本では政府が積極的にキャッシュレス社会に向けて動き出しています。世界の中で見ると日本は欧米や中国などと比べてもキャッシュレス化がかなり遅れているようです。
クレジットカードの普及率は高いですが、意外と使われていないという状況です。
日本は治安が良いため、現金を持ち歩いても安全だという事も一つの要因となっています。

現金の方が貯まる?

ではファイナンシャルプランナー的な視点で考えてみた場合はどうでしょうか?
これはあくまでも私の個人的な考えですが、個人のファイナンシャルプランニングを考えた場合は、キャッシュレスについては否定的です。
これまで数千人の方のご相談を受けてきましたが、現金での決済がメインの人とキャッシュレス決済が多い人で比べてみた場合、ちゃんと貯蓄などが出来ている確率が高いのは現金で管理されている人の方が圧倒的に高いと感じています。

デメリットのところで書きましたが、やはり「無駄遣いしてしまう可能性」はキャッシュレス決済の方が高くなる傾向にあると思います。人間は頭で分かっていても、目に見えない物をしっかり管理するという事はなかなか簡単には出来ません。

払う側にとって、無駄遣いをする可能性が高いという事は、受け取る側からすれば多くもらえる可能性が高くなるという事ですので、それによって企業の業績がアップすれば、経済が
活性化しますので、そういう点で考えた場合は、税金を徴収する側の国が積極的に進めていることも、容易に理解が出来ますね。

キャッシュレス決済に向いているのは?

キャッシュレス決済を利用した方が良い物というのは、例えば家賃や光熱費など、黙っていても必ず定期的に払わなければならないものはむしろその都度現金で払うよりも、カードなどで自動的に払った方が楽です。あとはお金を貯める目的で個人年金など毎月の積立金をカードで払えるものもありますので、そういったものは自動的に払える仕組みの方が良いと思います。

定期的に払うもの以外は、基本的に出来る限り現金で支払った方が、手元で残高などが分かりますので良いと思います。ある程度金額が高い物などはカードなどで支払う事も多いかもしれませんが、特に衝動買いなど、元々予定していなかったものを買おうかなと思った時は、買う前に一歩立ち止まって、本当に必要かどうかと手持ちの現金で買えるのかどうかを考えて、可能であればその場で買わずに、時間が経った後でもやはり欲しいと思うようであれば買うというような形にされたりするのが良いと思います。

便利に活用しながらしっかり資産管理しましょう!

そうは言っても、これからの時代は、日本でもだんだんとキャッシュレスが進んでいって、一般的になる時代が来ると思います。ここまで書いてきたように、現金を持たずに支払いが出来るキャッシュレス決済は、仕組みとしてはとても便利なものだと思います。上手に活用すれば、良いこともたくさんあると思いますが、そんな時代だからこそ、自分の資産はしっかり管理して、無駄遣いなどしないように気を付けていきたいものですね。

2019年3月

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ライター紹介 ライター一覧

橋場 健

橋場 健

大学卒業後、アパレル会社勤務を経て26歳で渡豪。グレートバリアリーフにてスキューバダイビングインストラクターとして働く。帰国後独立してダイビングスクールおよびカフェを経営。30代半ばで肺の病気を患い、海の仕事が困難になり閉店。その時に加入していた保険で精神的にも経済的にも厳しかった状態から救われ人生設計の大切さを痛感しFP(ファイナンシャルプランナー)としての仕事を始める。
大手外資系保険会社を経てブライトリンクスへ。
FPとして活動する傍ら婚活サポートにも力を入れる。

ファイナンシャルプランナー
証券外務員

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