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「教育費」っていくらくらいかかるの?

 2020/09/11 教育資金 福岡の記事
この記事は約 9 分で読めます。 176 Views

はじめに

ページに訪れていただきありがとうございます。
長い文章になりますので、すべて読まなくても結構です。
必要なところだけお読みいただき、参考にしていただければ幸いです。

現在の学費について、学校教育にどれくらいのお金が必要になるのか?についてまとめました。
資料は、文部科学省のデータを参照しています。

学校の教育費はいくら?

学校と言っても、公立と私立、定時制と全日制などがありますので、ここでは一般的な「公立の学校」と「私立の学校」で紹介いたします。

「公立の学校に通えば教育費はかからない」は間違い!

公立の学校は、小学校・中学校までは義務教育、高校も授業料無償制となり、実質無償化しています。しかし、実際には入学の際のランドセルや通学カバン、制服代などがかかりますし、学校給食費として平均で年間約 4万3000円がかかります。
さらに、修学旅行などの校外学習費用や参考書代などを含めますと、

それぞれの年間の学校教育費(学校給食費含む)はおおよそで

小学校:10万7000円
中学校:18万2000円
高校:28万円

すべて公立の学校で高校まで卒業したとしても 合計で 202万8000円
は最低限かかる金額となります。

私立の学校は公立の3~10倍の教育費がかかる!

公立高校の授業料無償化に伴い、私立高校も授業料の実質無償化が行われました。
しかし、私立の学校はもともとの授業料や教材費、施設費用が高いものです。
学校までの交通費、学校指定の制服や靴下など、給食費はかかりませんが、お弁当代がかかります。
さらに初年度には入学金もかかります。

私立の学校のそれぞれの年間学校教育費はおおよそで

小学校:95万2000円
中学校:107万5000円
高校:72万円

エスカレーター式の一貫校に通うと高校卒業までに 合計で 1109万7千円
という金額がかかります。

さらに、最近の私立学校の傾向として、補習授業や夏休み期間の講義で講義代を徴収する場合があります。
学校教育費のみで想像以上にお金がかかりますね。

しかし、子供の教育に必要なお金はこれだけではありません。

学習塾などの教育費はいくら?

現在では多くのの子どもたちが、学習塾に通ったり、家庭教師や教材学習で学校外学習を行っています。
また、スポーツクラブや楽器などの習い事に通うこともおおいです。
では、どれくらいの割合で学習塾や習い事をしているのか、そしていくらくらい費用がかかるのかみてみましょう。

小学校・中学校の割合は高い!

文部科学省の調べによると、学習塾や習い事に通う割合はおおよそで

公立の小学校:37%
私立の小学校:69%

公立の中学校:69%
私立の中学校:55%

公立の高校:35%
私立の高校:44%

となっています。

学校外教育費は結構かかる!

気になるのは実際にどれだけお金がかかるかですよね。
公立の小学校では、37%の子どもが学校外活動を行っていますが、このうち学習系は4割で、習い事系は6割です。

学習系では8万2000円
習い事系では13万2000円
ほどの教育費がかかっています。

私立の小学校では、69%の子どものおよそ半分の割合で学習系・習い事系の活動を行っています。

学習系は34万8000円
習い事系は29万9000円
ほどの教育費がかかっています。

中学校、高校に進学すると学習系の割合が6~8割を占めます。

公立の中学校-学習系:24万4000円
-習い事系:6万3000円

私立の中学校-学習系:22万円
-習い事系:11万円

公立の高校-学習系:14万8000円
-習い事系:2万9000円         

私立の高校-学習系:19万4000円
-習い事系:6万円

学習塾や習い事を始めるタイミングや、どのような学習方法にするか、どのような習い事をするかで学校外教育費は家庭によってそれぞれですが、それでもかなりの金額になることに違いありません。

例えば、公立小学校で、小学校低学年から学校の授業についていけなくなりそうな子どもに、小学3年生から学習塾に通わせた場合、小学6年生までには 32万8000円 かかります。

スポーツクラブに通わせる、音楽教室に通わせる、といった習い事を小学校で6年間続けた場合、公立学校では79万2000円  私立学校では179万4000円  かかることになります。

高校卒業までにかかる金額は?

子どもの進路もさまざまですので、いくつか例を挙げたいと思います。

最もお金のかからない公立コースの場合

すべて公立の学校、学習塾や習い事に通わない場合でも、小学校から中学校、中学校から高校への進学のタイミングで一時的に学習塾に通ったり、進路先学校の見学や受験でその活動費がかかります。

例えば、高校受験のために中学校3年生だけ学習塾に通うと、239万1000円 かかります。
これは、受験生の長期休暇特訓などを含め、学習塾の費用が上がるためです。

習い事に通わせたい場合

野球やサッカーの少年団、ピアノやバイオリン教室など、小さなころから子どもに習い事を通わせた場合はどうなるでしょうか。

公立の小学校で、3年生から6年生まで地元の少年野球に参加、公立の中学校に進学して野球部に入部し、引退後に学習塾に通って私立の高校に進学した場合は 399万8000円  ほどかかります。

ピアノ教室に公立の小学校1年生から中学校3年生まで通い、私立の高校に進学した場合は 453万6000円  ほどかかります。
一般に、同じ習い事を続けた場合、月謝は学年が上がるごとに増えることが多いです。

最もお金がかかる 小学校から私立コースの場合

子どもの将来を考えて、私立のエスカレーター式の学校に小学校から通わせたい場合、内部のコース分けテスト対策などで、学習塾に通う割合は大きくなります。
中学校、高校と学習塾に通塾するようになった場合は、 1233万9000円  ほどかかります。

ここまでかからない場合もあれば、早くからの通塾や習い事の掛け持ちなどで、教育資金はさらに必要になってくることもあります。

ここまでのまとめ

子どもの進路はさまざまですが、教育資金は最低限で  240万円~1230万円  ほどまでかかる可能性があるということです。

教育は、親と子のコミュニケーションが重要ですので、子どものやりたいことや将来の夢を考えたうえで、必要なものを一緒に選択していきたいですね。

必要な教育費はここで終わりではない…!

ここまで、小学校から高校までに教育費がいくらくらい必要なのかまとめました。
しかし、皆さんのお子さんが一人の社会人として自立するまでには、ほとんどの子どもたちが高校卒業後に大学や専門学校に進学しますよね。

大学の費用は短大、4年制、6年制、などの時制、国立私立の別、文系理系医系の別で、これまた千差万別です。
しかしこの大学の学費が、また大きな金額になるのです。
また、小学校入学前には幼稚園や保育園に通いますよね。

大学などの学費はいくらくらい?

大学はまだ先の話…と先延ばしのままにならないように、参考に見てみましょう。
大学生は自分で学費を払う場合、奨学金を利用する場合などもありますが、
やはり親の手助けなしでは、心もとないものです。

国立大学の授業料は 53万5800円

国立大学の授業料は、ここ十年間近くは変化はほとんど見られませんが、20年前では 44万7600円、30年前では 25万2000円です。授業料が上がってきているのです。
これからも授業料の上昇の可能性が考えられます。
また、初年度にかかる入学金は 28万2000円です。
こちらの過年度より上昇しています。

公立大学は 53万8000円ほどで、入学金が 39万8000円ほどです。
公立大学は地域によって入学金が変わることもあります。

したがって、国公立大学に通うと4年間で 242万5000円~255万円かかることになります。

私立大学の授業料は?

私立大学と一口に言っても、文系と理系、医系とではかなり違ってくるのです。

私立文系:74万6000円 (入学金 24万3000円)
私立理系:104万9000円 (入学金 26万2000円)
私立医系:273万3000円 (入学金 103万8000円)

ちなみにこれは授業料のみであり、さらに施設整備費等が15万~84万円かかります。

したがって、私立文系の4年制大学で 386万円
私立理系の4年制大学で  521万8000円
私立医系の6年制大学で 2245万1000円

かなり大きな金額ですが、イメージはできるでしょうか?

短期大学、専門学校の授業料は?

私立短期大学は平均で 69万3000円 (入学金 24万6000円)です。
施設整備費等を合わせた2年間の費用は 198万円です。

専門学校は平均で 45万5000円 (入学金 16万8000円)となっております。
施設整備費等を合わせ、2年間での費用は 130万7000円です。

大学など高等教育課程については2020年度から無償化が始まり、
申請すれば実際はここまでかからないでしょう。
しかし、授業料の無償化には、世帯の収入や所得の制限があるため、一概に免除・減額を受けられるわけではありません。
また、学校への出席状況や成績も審査される場合があります。

幼児教育費はいくらくらい?

令和元年度から始まっている幼児教育の無償化で、幼稚園や保育園などの利用料が無償化されています。
無償化されるのは利用料ですので、月額 2万5700円です。
それ以外に食材費、通園費などはかかります。
おむつや乳幼児の衣服代、離乳食などの育児に必要な金額は年間で 12万円~25万円ほどではないでしょうか。

☆まとめ☆ 教育にかかる費用は…

最低限で 746万円

これは、幼稚園または保育園を3年間と、小中高大を国公立の学校で進学した、いわゆる親孝行コースの場合の金額です。
学習塾は受験学年のみで、習い事には通っていませんので、実際にはこうはいきません。

実際の教育費は 1500万円~3000万円

今では無償化制度や奨学金制度をうまく利用すれば、1500万円超ほど。
しかし、所得が多く免除が受けられないことや、学習塾や習い事などの掛け持ちなどをすると 3000万円を優に超える場合もあります。

これだけの資金を子育てをしながら貯めていくのはとても大変なことですね。
しかし、未来を担っていく子どものために余裕を持った資金準備は必要不可欠です。

これからの教育費はどうなる?

ICT教育の活用やオンライン授業など、目まぐるしい学校授業改革で、これからの学校教育費も徐々に上昇すると考えられます。
情報機器の整備、セキュリティー費などがかかると考えられるからです。
物価上昇も授業料に影響を与えてくるでしょう。

 

おわりに

ここまで文章を読んでいただきありがとうございます。
読みにくい部分もあったかと思いますが…初めての記事ですのご了承ください。

最後になりますが、簡単な自己紹介をさせていただきます。
私は都内私立の中高一貫校で現役の教員として勤務しています。
今の立場は非常勤講師です。
教育の現場を通じて、さまざまな家庭や教育観を感じながら務めています。

教育に正解はありません。
たくさんの選択肢の中から子どもに必要なものを選択していくとき、お金に余裕があるほうが子どもの可能性も広がるのです。
教育はお金がすべてはありませんが、子どものやりたいことに、力を添えられるように、将来の資産を考えてみましょう。

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福岡 久瑠美

都内私立中高一貫校で講師として教育現場で勤務中です。そして将来のお金の不安や疑問点を解決するためにFP事務所で務めることを決意しました。

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