持っているだけでもらえる配当金、株主優待!【株式投資入門3】

皆さん、こんにちは。

今回は株式投資をする中で、配当金と株主優待について書いてみたいと思います。

この2つの特典は、これまで全く投資などしたことが無いという方でも、見た目にも分かりやすい株式投資のメリットのひとつです。

短期投資か長期投資か?

株式投資をする場合、短期投資か長期投資のどちらのスタイルでやるかという事になります。

短期投資は持っている株の株価が値上がりしたら、すぐに売却して利益を確定させるというやり方になります。長くても1か月程度、場合によっては朝買って、その日のうちに売却してしまうという事もあります。ほとんどの場合は数日程度の期間で売買を成立させるような方法です。今回お伝えする配当金、株主優待のメリットについては、短期投資の場合は一つの銘柄の株式を長く保有することがないため、ほとんど受けることはありません。

長期投資で継続的に受け取りましょう!

基本的にこれを読まれている皆さんの大部分は、普通にお勤めされていたりする方がほとんどだと思いますので、短期投資よりは長期投資の方が向いていると思われます。

長期投資をすることによって今回のテーマとなっている配当金や株主優待のメリットも、継続的に受けることが出来ます。

 

増えない預金

ここ最近は老後の不安もあって、以前に比べると投資に興味を持たれる方も多くなってきました。それでもまだ普通預金、定期預金以外はほとんどやっていないという方も多くいらっしゃいます。

今の超低金利時代の日本では全く増えることはありません。

配当金の魅力

そんな時代にあって、株の配当金は非常に魅力があるのではないかと思います。

誰でも知っているような有名企業の株でも、高い配当を出している企業もたくさんあります。

もちろん絶対というのは有りませんが、大手優良企業の株でしたら、当面倒産したりするようなリスクも低いと思います。

例えば日産自動車やJTは東証一部上場の誰でも知っている大企業ですが、配当利回りは5%を超えています。

配当利回りというのは、その銘柄の株価に対して、毎年何パーセントの配当が支払われているかという数値です。例えば株価が¥100の株が毎年一株につき¥3の配当を出している場合、配当利回りは3%となります。

メガバンクの三井住友やみずほなども4%近い配当利回りです。

銀行に預けても少しも増えないのに、株主にはたくさん還元していると思うと複雑ですが、逆に考えると、同じ銀行に預けるのでも、預金するのではなく、株式を購入した方がよっぽど良いという事になりますね。

普通預金の金利と比べれば、当然上記のような高い配当利回りは魅力が有りますが、それでもやはり株は値下がりするかもしれないという心配をされる方も多いと思います。

長期保有で値下がりリスクをカバーする

少し考えてみてください。例えば配当利回り5%の株の場合、保有していれば毎年5%ずつ受け取るわけですので、単純計算すれば20年保有すると、最初に投資した分は全額回収できているという計算になります。20年は少し長いので、もう少し現実的に考えてみた場合で試算してみましょう。例えば6年間保有した場合、毎年5%分受け取れますので、6年後には最初に投資した金額の30%分は受け取っていることになります。

ですので、その間株価が全く値上がりしなかったとしても、実質的には30%の利益を得られたという事になります。

仮に株価が20%値下がりしてしまったとしても、配当金の額が変わらなかった場合30%分は受け取っていますので、最初に投資した額から見たら10%プラスしていることになります。

注1)

前出の日産自動車やみずほフィナンシャルグループなどは、比較的少ない金額からでも購入が可能です。これから初めて株式投資をしてみようという方には、買いやすいのでおススメではないかと思います。

もらってうれしい株主優待

株主優待も同様の理由で長期間保有するとメリットを継続的に受けることが出来ます。

初めて株をやってみようという人は、優待目的で始めていただいても全く問題ないと思います。

株主優待も会社によって、様々なタイプの優待があります。

どんな優待が受けられるの?

分かりやすいのは、自社製品や自社サービスなどを受けられる優待です。

普段使っている日用品などの会社に優待があるようであれば、検討してみると良いですね。

他にも株主のための割引の特典などがある会社もありますし、中には自社製品などではなく、全くオリジナルの優待がある会社もあります。

例えば女性の場合であれば、普段自分が使っている化粧品の会社に優待があれば、その会社の商品が毎年もらえるかもしれません。ほとんどの化粧品メーカーは自社製品の株主優待があります。

主婦の方におススメなのは、もし近所にあって利用する機会が多いという事であれば大手スーパーのイオンは良いと思います。この会社の場合は株主に優待のカードを発行して、それをお買い物の際にレジで提示すると、お買い上げ金額の3~7%が貯まっていき、半年ごとにまとめてキャッシュバックになります。いつも買い物するのがイオン系列のスーパーだという方は、持っていて損になる事は無いと思います。

レストランなどの優待もおススメです。

例えば大手ファミリーレストランチェーンのすかいらーくは、株主優待で半年ごとに系列店のお食事で使える割引優待券がもらえます。

近所にお店があって、家族で時々行くという人には良いですよね。

他にも飲食関係の会社は同様の優待がある会社は多いです。自分がよく食べに行くお店や、好きなお店があれば、その会社に優待がないか調べてみましょう。

優待も長期保有が有利!?

もらって嬉しい株主優待ですが、ここ最近は会社の側としても、出来る限り長期間株を保有してもらいたいという意向から、同じ優待でも株式の保有期間によって優待の内容に差をつけている会社も増えてきました。その点を考えてみても出来る限り長期で投資を考えた方がメリットがある場合が多くなります。

このように配当金や株主優待は、株をただ保有しているだけで継続的に得られる権利です。

目先の利益だけを追求して、短期の売買をすれば、その労力やストレスもそれなりにかかってくると思いますが、同じ会社の株式を長く保有して、継続的に高い配当金を受け取ったり、優待を受けたりすることができれば、多少の株価の変動があった場合でも一喜一憂することなく、安定して運用を続けていくことが出来るのではないかと思います。

この低金利時代に少しでも良い条件で、配当金を受け取ったり、株主優待を受け取ったりしながら、楽しく資産運用をしていきましょう!

注1)配当利回りの計算は、税金は考慮しておりません。

※この記事の配当金、株主優待等の情報は、2018年7月現在のものです。

※この記事の内容は、あくまでも筆者の個人的な見解によるものであり、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。株式投資はリスクがあり、投資した元本が保証されているものではありません。実際に株式を購入される際は充分にリスク等を検討していただきまして、ご自身の責任で慎重に投資の判断を行ってください。

 

2018年7月

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP